WSCの母体のNPO法人クリエイター育成協会は、2008年に運営を開始しました。
Web/IT業界を通して、「教育」「福祉」「地域貢献」の3つを基軸とした、人材育成、求職者への就職支援を行っている団体です。
協会内で運営している3つの制作会社で、インターンシップという形で、今後の就職や起業にも役立つスキルをプロのクリエイターから学ぶことができます。
専門的なスクールやセミナーとは違い、学校等では学べない「実務」を通じて、制作技術や一般マナーを習得する事ができるのが強みです。
私たちは、新たな戦力を育成する教育を通じて、低迷する現代の就職率のアップに、少しでもつながる活動を行っています。
企業の求める「即戦力」をしっかり養成し、長期的雇用にもつながる活動を行ってきました。
平成27年度より健常者だけでなく、障害のある方にも勉強する機会をと、就労支援事業を開始しました。
障害者就労移行支援施設「CRAワークサポートセンター」を開設して、ITに特化(デザイン制作、プログラミング、サイト制作など)した訓練を行っています。
京都市内の事業所では、作業的な支援を行っている所が多いのが実情ですが、当施設では、「実践でも役立つ技術=手に職を付ける事」を目的としています。
近年、就労移行事業所が年々増加し、関西では500箇所以上、京都府では、70箇所近く、京都市内では、約40箇所の就労移行事業所があります。しかし、ITに特化した就労移行支援事業所は、「CRAワークサポートセンター」のみです。
デザイン、プログラミングに特化した教育では、関西で No.1 の施設として選ばれています。
ご見学の時に、よく受けるご相談が、「文字のタイピングやネットぐらいしか使えないけど大丈夫?」「以前、仕事でやってたけど、ブランクがあるから心配・・・」 などのお話をよく伺います。
「CRAワークサポートセンター」では、その時の現状に合わせて、お一人お一人に合わせたカリキュラムを個別支援計画に沿って行いますので、安心して進めていただけます。
例えば、絵を描くのが好きなら、デザインやイラストレーターのお仕事へ、タイピングの速さや正確さが得意であれば、マークアップエンジニア等、それぞれの特性や、得手、不得手に合わせて、カリキュラムを進めていきます。
また当施設では、実践を積む事が、就職や将来にとって重要な事だと考えています。その為、ある程度の基礎知識がついたら、本部の制作会社の実務案件に積極的に取り組んで頂いています。
クライアント様とのインターネット上でのやりとり等も実際に行っており、技術的な事だけでなく、実践でのマナーやコミュニケーションも学んでいただいています。
近年、ITのお仕事は、在宅勤務での形態も増えてきており、体調のせいでオフィスでの勤務に不安のある方や、交通機関での通勤が困難な方にも、就労の機会が増えてきています。インターネット上のやりとりは、そういった新しい仕事の形にも対応できるスキルとして学んでいただいています。
そして、実案件に慣れていただいた後は、いよいよクリエイター育成協会本部の制作会社で実習です。本部では、グラフィックデザインを主にした「nola株式会社」、Web制作やプログラム開発に特化した「合同会社ワイヤーフレームズ」があり、それぞれの将来を見据えた実習先で、実務に携わっていただきます。
教科書通りではなく、現場で、実践に役立つ力を付けて頂いているのも、他にはない、当センターの強みです。
CRAワークサポートセンターは、京都駅から歩いて8分と非常に立地の良い場所に所在します。
始めは、通所できるか心配という方も安心して通所いただいています。是非、一度ご見学にいらしてください。
初めは、自信がない方も「これだけは負けない」という所が必ずあります。当センターは、そういった光る部分を見つけ、寄り添いながら育てていく教育をしたいと思っています。
社会に出た時に、「これだけは、誰にも負けない」という自信と技術を持って人生を歩んでいけるように、と願っています。